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M&Aインタビュー vol.1

M&Aによる事業承継が燕三条地域のモノづくりを支える

【譲渡者】
T社 代表取締役S氏
金属器物の製造販売を長年手掛けるT社は、新潟県燕三条地域でなくてはならない企業。しかし後継者が不在のため、将来廃業することも視野に入れていた。そんな中、アドバイザーとなるつばさM&Aパートナーズから「社長の希望や要望を次の会社様へしっかりと伝えた形で、会社を発展させる道を探してみませんか」と提案され、今回のM&Aを決断した。

【譲受者】
中野信男氏(株式会社中野科学 代表取締役)
中野俊介氏(株式会社中野科学 専務取締役)

【株式譲渡契約調印式】
平成29年12月26日(火曜日) 11:00〜11:50
高志の宿 高島屋にて

<概要>
新潟県燕三条地域で金属器物の製造販売を行うT社は、後継者の不在という問題を抱えながら、会社の存続方法を模索していた。一方、燕市で金属の電解研磨や着色、板金加工を手掛ける株式会社中野科学は、T社のS社長から後継者不在の悩みを聞き、自社の発展にも繋がることから事業承継を提案。そこで、両社ともに長年の付き合いがある、つばさM&Aパートナーズが仲介を行い、M&Aによる株式譲渡の成約に繋げた。
会社存続と若手後継者の育成に繋がるM&Aを実現
M&Aに至るまでの経緯を教えてください。
中野(信男):T社の社長さんから、「後継者がいないので困っている」という話を直接お聞きしたのが始まりです。ちょうど我が社も将来の展開をいろいろ考えていたところでしたので、T社が持っておられる技術や事業を、今後展開していく上で活かせるのではないかと考え、事業承継の話をさせていただきました。
ただ、実際に話を進めるとなると、法律的なことなど分からないこともたくさんありますので、お相手にご迷惑をかけることがないように、つばさM&Aパートナーズさんにご相談したのです。仲介をしていただく中で、私どもが経営的な面で判断しやすいよう、分かりやすい資料をすぐに作成してくださり、大変助かりました。
どのように進めたのでしょうか。
弊社アドバイザー:今回は譲渡者様、譲受様同士が、昔からよく知っておられる間柄でしたので、希望や要望をはっきりと伝えづらい状況だったと思います。そこで弊社が仲介に入ることで、両社が「WIN WIN」の関係になれるよう、双方のニーズや希望する条件などを丁寧に汲み取りながら、一つ一つ解決に向けて取り組んでいきました。
弊社は会計事務所ですので財務的な部分でのお手伝い、また当会計事務所ならではの強みである、金融機関出身者による資金調達の面も含めて、一体体制で後方支援ができるのが強みだと思っています。
今回のM&Aでは、どのような効果がありましたか。
弊社アドバイザー:T社様については、長年地域で愛されてきた会社を廃業により失うことが解消されるとともに、S社長も取締役として現状に近い条件で勤務されますので、今後のご生活の支障のないものとして繋がりました。中野科学様については、不動産などの資産や人材、取引先などを譲り受けるという大きなメリットがあります。さらに、社長のご子息である現専務が譲渡企業様の代表取締役に就任しますので、中野科学様の将来に繋がる後継者育成の一環としても機能すると思います。
若い世代が企業を引き継ぎ、盛り立てることで地域に貢献したい
株式譲渡の契約を無事に終え、どんなお気持ちですか。
中野(俊介):長く続けてこられたT社様の実績を引き継ぎ、がんばっていこうと改めて思いました。今、燕三条地域の製造業は後継者不足や人手不足などの問題を抱えていますが、我々の世代が昔からある企業を引き継ぎ、盛り立てていくことが地域社会への貢献にも繋がります。大きな責任を負うことになりますが、私自身はこれからが楽しみでもあります。
譲渡者様、譲受者様に期待することはありますか。
山田:譲渡者のS社長様は、歴史と実績のある会社を、次の世代にしっかりと橋渡しされました。引き続き、若い人たちへの力添えをお願いしたいと思います。また、中野科学様にとっては、将来を担う専務様の成長のステップであり、次のステージへの新たな挑戦の始まりだと思うので、今後の発展を楽しみにしております。
弊社はM&Aのお相手探しや仲介だけではなく、企業統合後の成長過程のお手伝いをさせていただくことに力を入れています。それが他の仲介会社や金融機関と違うところであり、一番期待されているところでもありますので、今後も会社の発展に繋がるサポートをさせていただきます。
今後の展望をお聞かせください。
中野(俊介):私は燕市で生まれ育ち、子どの頃から町中にある製造業の現場をよく見ていたので、地域のモノづくりを引き継ぐことができるのは嬉しいことですし、感謝しています。これからスタートなので、仕事の内容はしばらく同じだと思いますが、今後どのような形にしていくかは検討しないといけません。その上で、良いところは引き継ぎ、変えるところは変えて、これからの時代に合わせた事業内容を考えていきたいと思っています。
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