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M&Aインタビュー vol.1

M&Aで事業承継の問題解決と新規事業をバックアップ

【譲渡者】
A社 役員 S氏
金型製造業のA社は、後継者の不在により長年休眠状態となっているが、土地や建物の固定資産税などの実質的負担に頭を悩ませていた。つばさM&Aパートナーズの担当者から事業承継の一手法としてM&Aを提案され、「将来、親族に負の遺産を残したくない」「長年築いてきた会社をこのまま廃業という形にしたくない」という譲渡者の強い思いから、M&Aを決断した。

【譲受者】
追立 俊朗氏(戸塚金属工業 株式会社 代表取締役)

【株式譲渡契約調印式】
平成28年10月27日(木曜日) 10:00〜10:30
県央ランドマーク1階 セミナーホールにて

<概要>
金型製造業として新潟県燕三条地域で長年営業してきたA社は、社長の急逝後、業績の回復が見込まれなくなったことから役員である奥様が事業の停止を決断。休眠状態となったが、土地や建物の固定資産税などの負担が重いことから、その解決方法を模索していた。一方、精密板金・プレス加工などを手掛ける戸塚金属工業株式会社の追立代表取締役は、以前から後継者への事業承継と新会社の設立を計画していた。そこで、つばさM&Aパートナーズでは両社の仲介を行い、M&Aによる株式譲渡の成約に繋げた。
M&Aに至る経緯を教えてください。
すべてを一から始めるよりリスクを軽減できる場合もあると聞き、「乗るしかない」と決断
追立:私は以前から60歳で後継者に事業を引き継ぎ、新しい会社を設立して第3の人生をスタートさせたいと考えていました。5年ほど前からそういう話を周囲にしていたのですが、60歳になったときに先代の父の考えもあって、もう少し待とうと思っていた矢先に、つばさM&Aパートナーズさんから今回の話をいただいたのです。
私は本来、石橋を叩いて渡る性格なのですが、「M&Aの手法を使えば、事業をすべて一から始めるよりもリスクを軽減できる場合もある」という話を聞き、「これは乗るしかない」と決断しました。
どのように進めたのでしょうか。
弊社アドバイザー:今回のM&Aの仲介においては、譲渡企業様、譲受企業様ともに、弊社がアドバイザリー業務を承っていたことが特徴でした。両社のメリット、デメリットのバランスを取るのが難しいところもありましたが、とにかく足を運び、両社が一番必要とすること、こうして欲しいという要望をできるだけ汲み取りながら、課題に向けた具体的な解決方法を一緒に考えてまいりました。
M&Aが無事に成約し、どんなお気持ちでしょうか。
追立:まずはA社様から非常に好条件の土地、並びに資産などを譲渡していただいたことに感謝していますし、同時に責任も感じております。
実は20数年前に一度、A社様に仕事を依頼したことがあり、亡くなられた社長さんと話をしたこともあったので、不思議なご縁を感じました。また、この話をご提案くださった、つばさM&Aパートナーズさんにも感謝しています。
これまでの経験や知識を活かし、製造業を管理する会社を目指したい
M&Aによってどのような効果がありましたか。
弊社アドバイザー:A社様については、懸念されていた土地や建物の固定資産税などの実質負担が解消されました。それとともに、長年築いてこられた会社を廃業という形で失うことなく、これまでの足跡や想いを、この燕三条地域の会社に繋いでいくことができました。
また、追立様については、以前から計画されていた後継者へのバトンタッチの布石となり、M&Aによって土地や工場などの資産を譲り受けることができたので、事業をすべて一から始めるよりもリスクが軽減し、良いスタートアップに繋がったと思います。
山田:今回のように、弊社は事業の引き継ぎや後継者の問題を解決することを目的に活動しています。我々が全ての問題を解決できるわけではありませんが、解決へのプロセスや方法についてご提示できることは必ずあります。
事業承継の問題は地域の問題でもあり、地域で解決しないといけないと思っていますので、燕三条地域のものづくりを将来に残していくためにも、M&Aが解決に導く一つの方法になると確信しています。
今後の展望をお聞かせください。
追立:これまでの経験や知識を活かし、製造業を管理する会社を目指したいと思っています。例えばものづくりには“作業標準”というものが必要です。作業標準を作らずに製造すると、不良品を作ったり、納品数を間違えることがあるのです。そこで作業標準や工程管理表を作成し、どこの会社にどの仕事を依頼すれば効率よくものづくりができるかというのを管理する、いわばコーディネート業をしていきたい。そのためには地場の製造業の方々とタイアップしていく必要があります。そんな思いから、新会社の社名を「互(たがい)コーポレーション」と名付けました。まずは一人でのスタートとなりますが、会社として必要な人材を揃え、4〜5年後には社屋も建てたいと考えています。
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