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M&Aインタビュー vol.4
地域の伝統産業を守るため新潟県初のスキームによるM&Aを実現
【譲受者】
遠藤秋子氏
(丸三安田瓦工業株式会社 代表取締役副社長)
【祝賀会兼決起集会】
平成30年1月25日(木曜日) 17:30〜18:00
五十嵐邸ガーデンにて
<概要>
丸三安田瓦工業株式会社は、新潟県阿賀野市で江戸時代から続く伝統産業、安田瓦の製造・施工・販売などを手掛ける企業。瓦を活用した賑わい創出に関わるなど、地域貢献にも力を入れているが、近年、安田瓦業界の縮小化が進み、危機感を抱いていた。そんな中、地元の金融機関から、歴史のある同業会社の事業を譲受できないかという打診があり、検討。2年前から同社の税務をはじめ経営全般のコンサルティングを担当する、つばさM&Aパートナーズ(つばさ税理士法人)がアドバイザーとなり、県内初のスキームによるM&Aの成約に繋げた。
“安田瓦の灯を消してはいけない”とM&Aを決断
M&Aに至るまでの経緯を教えてください。
つばさM&Aパートナーズさんには私たちの想いや構想などをお話しし、資金繰りなどいろいろな面からメスを入れていただきました。そういう中で、「これはやるしかない。前向きにやるだけやろう」という気持ちになりました。
どのように進めたのでしょうか。
弊社アドバイザー:今回は事業再生型のM&Aというのが特徴で、譲渡企業様の負となっている事業を清算し、取引先や不動産など優良な事業だけを譲り受けるという県内初のスキームとなりました。
まずは譲渡企業様の財務内容や取引先のデータを基に事業的な評価を出させていただき、譲受するメリットや今後の展開でプラス面があるかどうか、また、マイナス面はどのように改善できるかを判断していきました。特に、大きな不動産を引き継ぐことで高額な固定資産税がかかるため、譲受後の収益性や活用法などもしっかりと考える必要がありました。丸三安田瓦工業様も何度か譲受するのを迷われていましたが、その不安を払拭するために税金面から不動産の取得税、固定資産税、登記関係の費用などを綿密に計算し、データを見ていただいた上で、それでも譲受されるかどうかを時間をかけて一緒に考えてまいりました。
弊社では譲渡・譲受企業様の仲介に入らせていただく案件だけでなく、今回のようにお相手の弁護士など専門家との交渉、事業譲渡や事業再生などの案件も手掛けております。
まずは譲渡企業様の財務内容や取引先のデータを基に事業的な評価を出させていただき、譲受するメリットや今後の展開でプラス面があるかどうか、また、マイナス面はどのように改善できるかを判断していきました。特に、大きな不動産を引き継ぐことで高額な固定資産税がかかるため、譲受後の収益性や活用法などもしっかりと考える必要がありました。丸三安田瓦工業様も何度か譲受するのを迷われていましたが、その不安を払拭するために税金面から不動産の取得税、固定資産税、登記関係の費用などを綿密に計算し、データを見ていただいた上で、それでも譲受されるかどうかを時間をかけて一緒に考えてまいりました。
弊社では譲渡・譲受企業様の仲介に入らせていただく案件だけでなく、今回のようにお相手の弁護士など専門家との交渉、事業譲渡や事業再生などの案件も手掛けております。
今回のM&Aで、どのような効果が期待されるでしょうか。
弊社アドバイザー:大きい不動産を譲り受けたことで、本業はもちろん、地元の賑わい創出の場としても活用できます。しかしながら、まずはこちらの収益性・効果をどのように発揮していくかが、一番のポイントとなります。そして、譲渡者様のお取引先のお客様をどのように取り込むか、どのような提携関係を構築していくかによって、新たな売上・収益も期待できるのではないかと思います。
海外にも発信し、先人たちの想いを次世代へ繋げたい
成約を終えた今のお気持ちはいかがですか。
丸三安田瓦工業様に、これから期待されることはありますか。
今後は安田瓦業界にも、新しいマーケティングや考え方を取り入れ、改革していかなくてはいけないと思いますので、私たちも今後の方向性や、新しいものと古いものを融合させてゆく際のお手伝いをさせていただければと思います。
今後の展望をお聞かせください。